不貞行為の発見。そして・・・。
皆さんこんにちは。
栃木県で探偵業を営み
浮気調査や不倫調査をメインに活動している
Liberty Company(リバティーカンパニー)
代表の渡邉明子です。
突然ですが、あなたは浮気された事はありますか?
他の女性と連絡を取られるのも嫌だと思う人もいれば、最終的に体の関係があったら浮気と考える人もいます。
浮気と捉える事象は人それぞれでまちまちです。
あなたは何処から浮気だと考えますか?
まず、「不貞行為」についてご説明させていただきます。
不貞行為とは、夫婦や婚約、内縁関係にある男女のどちらかが、配偶者以外と自由意志で肉体関係を持つ行為となり、民法第770条第1項に規定された、離婚事由として認められる原因の一つとなります。
不倫や浮気を疑い、離婚を検討する場合、
この「不貞行為」があり、更に立証できるかが重要となります。
不貞行為の離婚事由として認められない場合のある事象として、
・肉体関係のない浮気
・1度きりの不貞行為(風俗も)
・別居中の不貞行為
・不貞行為をした側からの離婚請求
以上が主な事象となります。
逆に、ラブホテルに入り数時間出てこないというのは、仮に実際には何もなかったとしても、ラブホテルが一般的にセックスをする目的で利用するところであり、客観的に推察して、そう推認できる充分な状況と認められるので不貞行為として認められると考えられます。
以前相談を受けたお話をさせて頂きます。
相談者は30代前半の奥様。
家族構成は、奥様・旦那様・3歳になる子供が一人いる、ごく一般的な家庭です。
旦那さんは30代前半現場職のサラリーマンでした。
旦那さんは、昼夜2交代制で今までは休日出勤などもほぼ皆無でした。
ただ、ここ最近、人が辞めてスタッフが足りないことや、スタッフが病気で休みになったという理由で休日の出勤が頻繁に発生するようになりました。
最初のうちは、大変だなぁとか忙しいんだなぁと、まったく疑うこともせずにいたのですが、あることをきっかけに”おや?”と思うようになりました。
そのきっかけは2つありました。
給与明細には、休日出勤の日数が書かれているのですが、明らかに日数が少ないのです。
旦那さんに「休日出勤の日数少ないけど?」と言ってみると、「会社に確認しておく」というだけで、その後も新しく修正したものは届かない。
また、子供が怪我をしたので、会社に連絡してみると「今日は休みですよ?」と言われる。
ここで、旦那さんへ不信感が芽生えてきました。
疑ってみると、旦那さんの行動で色々な部分に違和感を感じました。
今までは、携帯をテーブルの上などに放置したままトイレに行ったりしていたのに、
寝るときは枕元に携帯を隠したり、お風呂に入るとき、トイレに入るとき、常に持ち歩っていたんです。
ただ、それでも家では普通にしている旦那さんを信じたいという気持ちがありました。
そこで、奥さんはやってはいけないことだとわかりつつも、旦那さんの隙をみて携帯をこっそりチェックすることを決心しました。
もちろん、建前上は旦那さんの疑いを晴らすために。
携帯を常に持ち歩くので、中々タイミングをみつけることはできませんでしたが、
家族旅行に出かけ、旦那さんとお子さんがお風呂に出掛けたとき、部屋に携帯を置いていったんです。
携帯のロックは掛かっていましたが、パスコードは見ていたので、奥さんは迷うことなく確認しました。
すると、見つけてしまいました。
女性との多数の履歴を。
普段、私とのやり取りにはテキストのみで絵文字など滅多に使用しないのに、その内容には絵文字もたくさん使い
『昨日は楽しかったね♡』
『今度〇〇に一緒に行こうね!!』など
女性からも、
『昨日は激しくて腰に違和感ある~』
『今度は○○(旦那さん)が好きって言ってくれた下着つけとくね~』
『〇〇(旦那さん)との子供作りたいな~』などなど
体の関係があった事もいっぱい書いてあったそうです。
疑いが確信に変わり離婚を決意した瞬間でした。
離婚をするために証拠を集めが必要になり、私に依頼をされてきました。
まず、相手の女性が誰なのかを調べると、
20代後半の独身女性で、旦那さんとの共通の知り合いを通じて知り合ったことなどがわかりました。
奥様から休日出勤に出掛ける日を教えてもらい、家を出るところから尾行を実施しました。
すると、やはり女性の自宅へ。
女性と合流後は、下手に動き回って誰かに見られたら困るからでしょう、そのままホテルへ。
およそ7時間程度滞在し、女性を送り届けてからコンビニやパチンコ店で時間を調整して帰宅するということが数度確認がとれました。
調査報告書を奥様へ提出し調査は完了しましたが、後日奥様より連絡があり、その後どうしたかを教えていただきました。
まず、調査報告書を旦那様へ見せましたが、旦那様は不貞行為を認めませんでした。
それどころか、「探偵まで雇って俺の事を疑ってたのか!」
「お前だって普段何してるか分かったもんじゃないのに!」と、逆に奥さんを叱責してきたそうです。
当初は旦那さんが認めてさえくれれば、養育費の請求のみで、慰謝料などの請求はせず、協議離婚でも良いと考えていたそうですが、話にならないと感じた奥様は、離婚裁判をすることに決めたそうです。
その後は、相手の女性も関係を認めたため、離婚も無事に成立し、慰謝料と養育費を支払ってもらえることになり、現在は、母子家庭となりましたが、不安なこともなく幸せに過ごしているとのことです。
後日談ですが、旦那さんと相手の女性は、
離婚後一緒になったそうですが、旦那さんの浮気癖が治らず、結局離婚をしたそうです。
信じてた人に裏切られたら誰もが悩んで当たり前です。
パニックになって当然です。
一人で悩まないでください!
知らぬが仏といいますが、知る勇気も必要です。
怪しいと思い始めると、疑心暗鬼が進みます。
もしかすると怪しいだけで、何もないってことも多々あります。
疑心暗鬼で過ごすより、安心を手に入れたほうがいいじゃないですか。
そのお手伝いを少しでもさせて頂きたく思います。